第2章 源氏名を決めようの会
(オレは今ミタ...ッッサッキ隼人の瞳孔がガッと開いているところを..ッッ!!)
葉太郎君は両肘を押さえブルルッッと震えたとさ。
「で?早く話はじめて。ホストの時の源氏名決めるんでしょ。」
はやくしろと言わんばかりに、菜太郎が眉をひそめる。
ホントに嫌な感じ..!ふいに初対面の時、私が尾てい骨ガッて思い切りぶつけた時、早く立てよってほくそ笑んでそのまま横を素通りした悪魔野郎を思い出した。速く記憶から無くしたいンギギギギギギギギ
「そうなんだよ、決めようって言って結局決めないでやっちゃったからねー」
隼人さんの言葉にハッと我に返る。菜太郎がこっちを見てまたドラマの悪役のように歪んだ笑いをしたのが視線の端に見えた。
「あっ、オレは自分の分は考えてたぜッッ!!」
葉太郎くんが喋っている間にも頑張っておさえてくれている、私の方を向いたくくさん以外、葉太郎くんに目を向けた。