第2章 源氏名を決めようの会
「太郎!」
それ葉取っただけじゃ..
葉太郎くんの目は少年のように爛々としている。
「それか愛の救世主と書いてラブメシアはどうだッッ!?」
混乱の時間と書いてカオスタイムが始まった。
脳の処理が追いつく前に、菜太郎が口を挟む。
「僕はポン太がいい。」
!?
「えっ、皆さんちょっと待ってください!!ちょっと待ってください!!」
「えっ、菜太郎もう一回言ってくれる!?ボケたの!?だったらごめん!」
「はあ?ボケてるのはあんたの耳だろ。」
と隼人さんと私は脳内の処理が完了したようで同時に頭を抱える。
「あっ、、すまん、やっぱり愛はマズかったか、、?ちょっと重かったか..」
えええええ!?あ、アハ、葉太郎くんは厨二病発症してるんだなぁーでまだ終わるけど、
ホストの源氏名にポン太って何!?
あっ、英語でかっこよくするとか?..PON太!?ださっ!ていうか葉太郎くんは照れるところズレてる!!だがかわいい!!かわいいは正義!!!
っていうか!
「菜っ、菜太郎く~ん、下手なギャップ狙いはやめたほうがいいと思いますぜーきゃっ、菜太郎くん変わった名前にしてる可愛い~!とはならないし、、!」
といつも言われてる分ちょっとだけ皮肉をこめて言ったら、
「は?変わった名前って何?僕の1番お気に入りのヌイグルミの名前から取ったんだけど。」
認めたくないけど史上最大に悪魔野郎から殺気を感じる..。
ボケじゃない、、ガチだ。
そう言うと菜太郎はサッとウサギのヌイグルミを取り出す。あれ..?
「えっ、ヌイグルミいつも持ち歩いてる設定忘れ去られて無かったことになったって誰かと喋ってなかった!?」
「いつもはヌイグルミ持ち歩いてない、ごく稀に。誰かって作者とな。それと設定とか言わないで。」
作者?
ま、まあそこはいい、とっとりあえず隼人がフゥーと息を吐いたた。
「2人とも却下。」
「ええッッ!?愛の救世主と書いてラブメシアから愛、つまりラブの部分を消して、救世主と書いてメシアでもダメなのか!?」
「なんであんた1人に駄目って決められなきゃならないの?僕の名前だし良いでしょ。」