第4章 大魔お..法使いナタリン☆
「フッ、面白いなぁ君。」
ん··?何い?
意識が戻ったのは、気持ちよく居眠りしてたときの目覚めのようだった。
ごにょごにょ··と私はなんか言い、体を起こし、目をこすった。
「やっとお目覚めかい」
誰ぇ··れろれろおかあさ·····?あー、いや·········なんか白いモヤがモヤモヤやぁ··はっはっはぁ····やっとサクシャザクシャサシクャ···?が描く気に···と、謎の白いモヤから、何か、人こちらに向かってくる人間の影が視界に入った
ーーーーーのを確認した瞬間、バキッて音が鳴りそうな位瞼ガッ!!と開く。
「·····華夜さん··!?!」
ついさっき、高くて色気のある、華夜さん···?が私を呼ぶ声が聞こえた気がしたのだ。あの男の姿が見える前に、すがるように華夜さんの姿を探す「あのこ
はいないよ」
!!!
い、今、耳スレスレのところで鎌を降り下げられたように、声が近くに!
「ハハハハ!!!!」
ハッ····???と気付いた時、そいつはもう私の真横に立っていた。
私を見下ろすその瞳には光がない。なのに、この青年は綺麗な顔立ちをしている事が分かった。と、ふと紫色の髪の、ポニーテール?が音も無く揺れた。
「死者に惹かれるとは、君は酔狂な人間だね。」
!!
この青年はさっきからニコリとしていて笑顔を絶やさない。魅力的なのは分かるけど··
「わ、わわ私のタイプじゃなっ··アスミマセ!!ふし··ええええええ死者ァアアアアアアアアアア!?!?とかやばくね」
ハッ····!と私は口に手をやる。し、しまった··!不審者とおあお会いした時は刺激しないのがアレだって!!良いって!!って死者ァアアアアアアアアアア!?!?死者なのおおおおお!?と、自分が言ったこともう一度リターンした。
あ、被っ···
ふいに、お母さんがいなくなった日、おばあちゃんが抱き締めてくれた、あの、年相応なシワクチャな手を握り、この人まで、奪わないで!!!と思った時のことがよぎった。
そんな····
死者、