第4章 大魔お..法使いナタリン☆
さっきから何も喋らない菜太郎に、隼人さんが聞く。
「3番。」
菜太郎は目も合わせずに素っ気ない。
あれ、そういえば、こいつ精神が不安定になればなるほどマホウの力とやらが大きくなって抑えられなくなるんじゃ..。
と、菜太郎と目があった。最初は何見てんだこいつ、と言わんばかりに片方の眉を動かしたけど、お察しが良いようで大丈夫だ、と言うようにいつものツンとした表情に戻った。
くっ、見惚..いや、ゴホゴハン、今の表情私の解釈だけど伝わったかな?
「あっ、俺もだ!よろしくね、菜太郎」
と、隼人さんが菜太郎のところまで歩いていった。
「ん?てことは、オレはスウとか」
チラッと葉太郎くんはスウさんの方を向く。
「よろ...しく.................ね.............」
葉太郎くんがおう、と返事をした。