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ご指名は?1.5

第4章 大魔お..法使いナタリン☆



「スウさんまで..!!」

と、思わず声をあげてしまった。皆さんこっちを振り向く。あ、また、しまった..。

「鈴ちゃん、俺たちは大丈夫だよ」

と隼人さんは、優しく声をかけてくれる。

「あ、あの、大丈夫ですよ!..た、たかがお化け屋敷ですし、皆さんに迷惑をかけさせることなど..」

声が震える。でも、こんな、遊びのことで、迷惑をかけさせたくない..!

「あ.......」

くくさんが何か言おうと口を開いた。その時、スウさんに右手を取られた。

「おろえっ!?」

と思わずまた変な声を出してしまった。カァーッと顔が熱くなる。

「ちょ、ちょっとスウ!?」

隼人さんの声が遠くに聞こえる。だめだ..もう恥ずかしすぎる!

「...手.....震え....て....る....................................」

え..?

自分の両手を見てみると、確かに、震えていた。

「あ..」

「別に、いいんじゃない」


え?


菜太郎が、初めてこっちを見てきた。眉がつり上がっていて、完全に怒っている。

ほら、迷惑かけてる..!

ギュッと目をつぶった瞬間、


「本人は迷惑かかるかかるって言ってるけど、こっ
ちはそれをして死ぬ訳じゃないし、馬鹿馬鹿しい」


ーーえ..?

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