第4章 大魔お..法使いナタリン☆
「間取り図?ところどころにオバケの絵があるが...」
そう言った葉太郎くんと私は一瞬ん?
「オバケの絵かわいらしい~くくくんが書いたの?」
華夜さんがオバケのイラストを指さして、くくさんを見た。たしかに、上手い絵ではないが、この絶妙に下手な感じが可愛い。
当の本人は一瞬ぼーっとして、
「...いえすッッッ」
その時、隼人さんが最初にピンときたようで、
「なるほど、くく、ありがとう!」
ニコッとくくさんに笑いかける隼人さん。
「拒絶ゥゥゥ...もっと拒絶ゥゥゥ」
と、くくさんは不満げに声をもらし、頬を膨らませる。隼人さんが怒る方が都合良いそうだ..。
そういえば、くくさんただの変態じゃなくてこういう趣味もあったね。
と、無意識にくくさんが喜んでしまう視線を送ってしまった。あらもっと厄介な感じ~と華夜さんが喋ってくくさんは更にハァハァし始めた。
「えっと、オバケの位置を事前に知って、なんだ、その..怖さを軽減するって事か?」
と、ここで、菜太郎が葉太郎くんが言わなかった事をあえて言った。
「ヤラセってことね。」
フ、と野郎は鼻で笑った。
「オイッッ!!」
と葉太郎くんが即座にツッコんでくれた。
ヤラセ..、私はヤラセを実行しようとしているのか!?そうだな!
「ヤラ...うーん、誰にだって怖いものはあると思うし、今回はこれで良いんじゃない?」
あああ隼人さんが庇ってくれてる..。もう口がパクパクしてあ 、は、しか言えない!なんだろう、この、口悪いけど、スッゲェ嬉しい感!!
でも、何故だか知らんが、おばあちゃんの言う事は絶対感がすごい。
他人のおばあちゃんにカメラ押し付けられて、それを手伝おうとしてくれるなんて、今更ながら、なんか知らんけど、急に恥ずかしくなってきた..。
「..."ぼく"...も.....賛...成........................................」