第2章 源氏名を決めようの会
菜太郎に言われたという条件反射で腸が煮えくり返ーー
「えっ、!?えっ、えっ、どこか髪やばいところありますか!?」
る前に、すごくアワアワ焦る!!
「菜太郎!女の子にそういうこと言うなよっ、後頭部の髪、ちょっとだけはねてるよ」
爽やかな笑顔に毎度ドキッとする。ま、眩しくて胸が苦しいぃぃ、、!!
恥ずかし過ぎて今すぐ直そうとしたけど、、、
男の子が見てる前で身だしなみを整えるのが恥ずかしくなって、とりあえずはねてるのはちょっとだけらしいから放置した。
「隼人さんあっ、ありがとうございます、、!それで、会議ってなんですか?」
直さなくていいの?と隼人さんに聞かれて、あっ、はい大丈夫です!あっはいもう!とヘドバンした。
木で作られたナチュラルな、丸いテーブルの近くの椅子に座る。なんとなく隼人さんの隣に座った。
「!」
その時の隼人さんの顔を見る前に、私は逆の隣の方を向いていた。
「!?くくさんッ!?」
くくさんが椅子に縄でぐるぐる巻きに縛られ、口にテープを貼られている。
「ちょっ、ちょっ、えええ!?」