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ご指名は?1.5

第4章 大魔お..法使いナタリン☆



倒れそうになった私の肩を、スウさんが支えてくれた。

「あっ..」

お礼を言おうと振り返ると、思ったより近くにスウさんの顔があったもんでーー..

「うっわああっ!あっ、いや、ごめんなさい!!」

と、私はすぐにスウさんの手から離れて、ペコペコ頭を下げる。

「大丈夫かッッ!?」

と、葉太郎くんが心配してくれると、華夜さんもあらあら!と私のもとに近付いてきてくれた。

「貧血とか?」

と、華夜さんが私を椅子に座らせた。華夜さんは自分は椅子に座らずに、床に膝をつく。

「すみません、違うんです、ちょっと、怖いのがニガテでーー..」

と、私はカタカタと小さく震えていた。そしてテーブルに伏せる。情けない..でも、き、肝試し以外のにして欲しい!!

「Oぉう...jk震えてる...」

と、くくさんが私の頭を撫でた。いつも強引に触ってこようとするクセに、その撫で方は優しすぎる。驚いて、逆に固まってしまった。

「くく、肝試し以外のでいいでしょ?」

と、頭上からバキボキと恐ろしい音が降ってきた。い、いや脅すくらいだったら肝試しでもーー!

「あの人からのお達しだろ」

と、1人クールに菜太郎。

「いえす」

くくさんの影が動いたから、コクッと頷いたらしい。

「え、ええっ!?」

隼人さんと私は見事ハモった。



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