第4章 大魔お..法使いナタリン☆
「うん..分かったよ、これを軽々しく言う人いないでしょ..」
と、私は菜太郎の方へ目をやる。くくさんが後ろから迫ってきたので後ろへ頭突きを食らわせた。
「....本当なんだろうな............」
『あたし達だけのヒミツ!!』
ハッとした。
何故か、菜太郎も私と同じような顔をしていた。
なんだ..今の女の子は..?
ピンポーン。
「!誰か来た..」
と、私は慌てて部屋を出て、階段を降りる。菜太郎達もついてきた。
「はーい!」
隼人さんが出てくれたようだ。その声がした部屋のドアを少しだけ開けて、様子を見る。
「ふふ...」
誰だろう、あの女の人..。ここからじゃ顔は見えない。
「あなたが華夜さんですか?」
かや..さん??
「ええそうよ!これから宜しく」
と、美しい笑顔で玄関から入ってきた女の人は、あの、きれいな人ーー。
「!」
後ろの菜太郎が、かすかに動く。
「Oぉぅぅぅッッッ!!!ハアハアハアハアハあ」
くくさんは激しく廊下を動き回り始めた。