第4章 大魔お..法使いナタリン☆
「さっきまで、...寝起きだったからか僕は精神が不安定だった。不安定になればなる程魔力が増大される。」
なんだろう、すごく現実味のある声だけど、全然頭に入ってこない。だけど真実。これがほんとうのしんじつなのお。
「ほお..」
「魔力が増大されれば、それを抑えるのにも相当力がいるらしい。僕は抑えてたけど、あんたが馬鹿みたいに揺さぶったから魔法が」なるほどお。
バチィッッ
「ひょえっ!?」
焦げ臭い匂いがした。私の左側の髪が電気で焦げていた。
「ぎゃあ!!」
「ちゃんと聞いてる?」
菜太郎の手のひらからシュ~...と煙が出ていた。そ、その顔はラスボスーーーーーーーーー
神さま、なんでこの悪魔、いや魔王にこの力を授けてしまったのですかあ!?!
「こんな力、無い方が良い。」
眉間にシワを寄せて、菜太郎は自分の手を見つめた。
少しの静寂と鼻息。
「いや、思い切り悪用してましたやん、次それ使っ
たらお前、魔法少女、いや大大大魔法使いナタリン☆として究極に地味な技使わせて社会的にまっさt..」
「それを言わせる前に喋れなくするまでだ」
本当に口が開かなくなった。
「んんんんんんんんんんんんんんんん」
ぷはあ、とやっと口を開けれた。何これ、怖..。
「分かったか?」