第4章 大魔お..法使いナタリン☆
変身時間中に待ってくれているという親切な方が敵のあの魔法少女!?
とにかく現実離れし過ぎている頭痛い!
「バレないようにやってきたんだよ。」
ふー..と胸に手を当ててとりあえず心を落ち着かせる。
「え!?じゃなんで、いや仮にあんたが使えたとして、いいつできるようになったの!?」
すぐに落ち着けるわけ無かった..。なんか変な質問してしまった。
「生まれ持ったモノ」
仮にも魔法初めて見たパンピーと会話してると思えん冷たい態度。
ていうか、魔法ってリアルで使う言葉じゃないと思ってた..。
「じゃ本当かどうか他の見せて!!」
疑う、驚くと共にちょっとワクワクしていた!
魔法使えると知っているハズのくくさんもフゴフゴー!と私の服に埋まってたけど何も聞こえなかった。
これはきっと夢!
「あんた.....」
はぁ、と嫌そうにため息つく時みたいに言葉を発する。くくさんも期待してるのであればやるか、と思ったのだろうか口を開く。
「雨」
ザアアアアア。急に雨が降ってきた。さっきまで晴れていたのに。
うーん..。
「うーんしかし天気雨かもしれないしな..室内はどう?」
と自分の部屋が惨状になる事を忘れて私は提案した。くくさんは私のにおいを嗅ぎ始めたが、私は気付かなかった。
「...無理。自然系は外以外できない」
あんたは淡々とそう言うけど、フツー雨降らす事も出来ないだかんね!?
「室ぬぁいでできるのもーひとつッッッ!!!」
とくくさんも乗ってきた。その前に天気戻してから、晴れろ、と菜太郎がそういうと窓の外はくもりになった。
「..魔法出来るって思い込んでるだけじゃ..」
これまでの言動見なかった事にしてあげるね、という顔を菜太郎に示す。さっきの電気のやつも、よく考えたらなんかのマジックで出来るかもしれない。
「雨を降らせるのは簡単だけど完全に晴れるようにするのは僕にとって難しい。言っただろ、魔法が使えるのは少しだけって。」
と、菜太郎が調子を変えずツンと言った。
魔法が使えるって、まだその言葉フワフワしてて信じられない。いや、夢か。
「ほーかーのッッッ!!!」
と、くくさんは私の足を強引に膝枕にしてたけど、気付かなかった。
「あっ、ちょっと待って!」