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ご指名は?1.5

第4章 大魔お..法使いナタリン☆



バチバチバチッッッッッッ!!

「えええ!!?」

突然、菜太郎の体が感電した。菜太郎の周りに、バ
チバチと白い電気が広がっている。

「ちょ、ちょちょ大丈夫!?」

とどうしたらいいか分からず菜太郎をガクガク揺さぶってしまう。

「大ジョブ!!!」

振り返るとくくさんが親指を突き上げていた。

「いや大丈夫じゃないでしょこーーー」

ハッとした。


電気は、菜太郎の手から出ている事に気付いた。


「え..」


その瞬間、シュッ...と電気は収まった。



菜太郎の手の中に。



それを見た時、ドサッ..と私は腰を抜かした。


な、なんな..っこれ..!???


「誤魔化せないな、もう......」

ふいに、くくさんは菜太郎の隣にぬいぐるみを置いた。


ちょっと待てちょっと待てちょっと待って!!!


「どういう..こと..??!?」

私は声をなんとか絞り出した。まだ衝撃は体の中に残っている。

「......僕は、」


日常は、


「少し.....」


どこで、例えどんな状況であっても、


「魔法が使える.......」


いつ激変するか分からない。


「..は?」

一瞬、正直こいつが頭おかしくなったのかと思った。

だけどくくさんの方を向くと、いつになく静かだし、ドッキリカメラ1つも無いし、..

というか菜太郎のバレちまったか俺の力感ハンパないし、というかこいつさっき手から電気放流したし。

1つだけ分かること、この雰囲気は、マジーーーー

「え、ええええええええええええええええええええ

と、私ははいはいして菜太郎にめっちゃ近付き、菜太郎の手をバッと取ってまじまじと見つめた。そしたら手を乱暴に離された。当然。

「はいはいーッッッ!!!」

ケラケラと笑うくくさん。私の腰らへんに抱きついてたけど気付かなかった。

「ちょっと黙ってえ!ええ!?だ、だってそういうの今まで感じさせなかったジャンねえ!?!」

自分でも驚く程に驚いていた。いや、目の前でいきなりマホーとやらを見せつけられたら誰でもこうなるって!超能力とかだったらまだ分かるかもしんないけど、いやそれでもめっちゃ驚きますけどォ魔法って!どこぞの魔法少女ナタリンさんですかおめぇさんは!



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