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ご指名は?1.5

第4章 大魔お..法使いナタリン☆



ズサアッ!!

私はくくさんを自分の部屋に押し込んだ。

「ふがふがふごふーーー」

必然的に私がくくさんに馬乗りしてしまった。でも気にしてる場合じゃない。

「気のせいかな....」

ホッとした。

やがて、隼人さんの足音が聞こえなくなったので、くくさんの口から手を離す。

「もっともぉっとーーーッッッ!!!」

と、私は立ち上がり、くくさんから離れた。い、いや変な体勢になったもんだ..。普通逆だよね。

「ちょちょっと待ってください、どうしてまた私の部屋に近付いたんですか?」

気まぐれ?変態?

「あ、そうだ!!」

とくくさんは倒れた状態から起き上がり、座った。

「あとちょっとでボクのキュートボーイがくるよッッッ!!!」

え?菜太郎もここに?と思ったら、影が。

「っはぁ...、隼人どっか行ったか...」

噂をすれば菜太郎だ、ゼェゼェ息が荒い。

「いや、あんたは寝てなって!」

と思わず肩を掴んでしまった。それ程苦しそう。

「熱うつったのかな..」

と私は菜太郎の顔をよく見た。赤くはない。

「ちょっ..離..せっ...........!」

と、ドンッと菜太郎に押された。

「..で、何しにきたの?」

と私はジトーっと2人を見る。いや、菜太郎だけを。

「さっきの、...マジックしてた事、誰にも言うな」

え?

満身創痍で伝えたいのそれ?

「菜太郎く~んそれは大丈夫だよ~?だから早く寝て!!」

と、近くにあったソファに今度は私が菜太郎を押した。

「やめっ...うっ...........!!」




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