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ご指名は?1.5

第3章 まさかの疑惑



「......ケーキ...と...ア...イス.......か...な..........」

アイス好きなんだ!

「良いタイミングですね!」

と私が言ったのとほぼ同時に、

「そうか!じゃあ楽しみだなッッ!」

と、葉太郎くん満面の笑み。八重歯もキラッと光ってキュンキュンぎ よん。

「あ、スウの番次だね」

隼人さんがスウさんに前、と肩を叩いた。コクッと頷いてスウさんは前に。

「バニラアイスはコーンにしますか、それともカップにしますか?」

と、にこやかで明るい男の店員さん。店もカラフルで、ポップな絵柄が見てて楽しい。アイスを頼む前からワクワクする。

「..コー..ンで....お....ねがい......しま....す..............」

「はい!かしこまりました~」

と、隼人さんが先頼んで、と私を前にしてくれた。その時やっと手首が解放され、ホッ。

「あ...すみませ」

「いらっしゃいませお客様!」


一通り皆さんアイスを買って、春さん達のいるところに戻り、近くにあった食事コーナーに座った。

「むぉう一回食べたいー!!!」

と、くくさんが葉太郎くんの色鮮やかなアイスに近づく。

「別に良いが、一口だぞ」

と、葉太郎くんはくくさんにソーダアイスを渡す。

「菜太郎は食べなくても良かったの?春さんも..」

と、隼人さんは2人を交互に見た。私も一口自分のチョコアイスを食べる。チョコクッキーがいっぱい入っていてオイシ。

「甘いもの嫌いだからいらない。」

菜太郎は、死神マークが付いている、赤々しいソースが入った瓶をうどんにだばぁぁぁ。

「ええ、ここからうどんの店まで長くなかったっけ?」

と隼人さんはそこにつっこんだ。宇宙一辛いいいい!!と書かれた瓶、やばぁ..。

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