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ご指名は?1.5

第3章 まさかの疑惑



「...電話....の.......相.,.手は......"ぼく"......の....兄......」


えっ、

「スウさんお兄さんいたんですね~!」

と私は手を合わせた。ふしぎなことに笑いが止まら
なかった。

「.....」

ふと後ろを振り返ると、え、隼人さ...

隼人さんはまた葉太郎くんを引き連れて、

「え..電話の相手お兄さんだってよ恋人じゃなかった
スウに恋人いないのかなだとしたら俺...」

「いやそれだけで青くなるのかオマエッッ!メンタ
ル意外に豆腐だな..」


「いやまだスウに恋人いないと完全に分かったわけ
でもないから葉太郎聞いてきてくれない...」

「ああ、いいぜ」

と、隼人は戻ろうとする葉太郎の頭をむんずっと片
手で掴んだ。

「いや...やっぱり俺には無理だ....直接聞くのは深刻なダメージが...」


あれ、なんだろう..?あ、電話相手が男だと知って
隼人さんは兄だとスウさんがウソついてるかもしれ
ないってこと葉太郎くん慰めてんのかな※違います。

「ごめんね鈴ちゃんっ!遅れちゃって..」

と、その小走り姿をポスターにしたら高い値が付き
そうな隼人さんをとりあえず拝む。疲れてるぐった
り顔を下げてハアハアいってる葉太郎くんも。

「へぇ~~ん!!プリンスぅブラじゃあいたんだAA
ッッッ!!!」

「ぐわっ!?」

と、いつのまにかくくさんが何気にバックハグして
いたので、私の肩に置いてあったくくさんの腕を、
反射的によける。

「ちょっちょっ、なにしてんすか!?」

と、側からみればくくさんが私を通せんぼして2人
で遊んでいるかのような図になった。

「くく、もう戻ったの?」

と菜太郎がくくさんのはねた髪をさりげなくなおす

。ぐぅぬぬぬぬぬな。こいつ美少年だもんな..!!

「んん~~ッッッjkのカラダを欲してたんだよぉ~
んんッッッ!!!」

とまたくくさんがはあはあ息を荒くする。ていうか
くくさんはお気に入りの女性にもこんな変態なこと
してんの!?通報されない!?

「というかあッッッ、プィンスのooooッッッブラじゃあ会ってみたいぃぃぃ」



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