第2章 源氏名を決めようの会
「俺はどうしようかなー..」
うーん、、と悩む隼人さん。の横で、私も隼人さんならどんな源氏名がいいかなー、と思っていると、
「あっ、そうだ!鈴ちゃんに決めてもらおうかな!」
「エッ」
突然の事でマヌケな声が出てしまった。
「だめ...?」
隼人さんはしょんぼりして私を子犬のように見つめた。
「アッハイ勿論おおせのままに!!!」
私はスライディング正座をし、隼人さんの焦る声も聞こえずに何故か軽く土下座をしてしまった。
「山田ッッ!?」
「大丈夫!?服汚れてない?」
「あっごめんなさい!」
とわれに戻り、菜太郎様から鼻笑頂き、くくさんは嬉しそうに私の真似をして、私は直感で
「翔、とか...?」
「決定!」
えっ。いや、そんなの思い付いただけのやつだし申し訳な以下略
隼人翔決定。
「スウおはよう!突然だけど源氏名何が良い?」
スウさんは、自分で作った健康的な食事を、もうお昼だけど朝食として食べていた時。
「....なん.....で......もいい........よ...................」
食べる手を止めてスウさんは答えた。
「それ1番困るなあ、、スウは愛の救世主とかポン太とかでよくないと思うけど、、!」
た、たしかに、、
スウさんがそれでいい、といつも通りの無表情で言ってたけど葉太郎くんも隼人さんも止めた。
「...山田さ...ん......に.....決め....て.......ほし....いな...........」
えっ。
その深い瞳にドキッとする。
「えっ!えーと、、」
ま、またあ!?ど、どうしよう、、。
「なぜ山田にッッ?」
(オレも山田に決めてもらえば良かった、、、ッッくそ!)
「(..どういうこと?もしかしてスウも鈴ちゃんのこと...?)..俺らはナシなの?」
えっ。
隼人さんのちょっと低い声にビックリした。
「はっ、隼人落ち着けッッ!!そっか、お前くくに浮気?されたからスウにかえたのか、、!?」
葉太郎くんは真顔。隼人さんが呆れて否定する前に、そのワードに強く反応する。
「隼人さん、、私達は席外した方がいいですか?」