第2章 源氏名を決めようの会
視線が斜め下でなんか照れ始めた葉太郎くんを目の保養にしながら、
「悪魔くんでいいんじゃないですか?」
「はあ?」
うわっ、魔王がヌイグルミをそっと置いた、、。
「い、いやあ天使みたいだけど天使くんって自分で言うのもアレだし、真逆の方がインパクトあるかなーって」
私はヘラヘラーッと笑った。
「まあホスト中の天使モードの菜太郎とさえも葉太郎ケンカしてるし、その双子ゲンカがお客さんにウケてるみたいだからーー対立関係が名前でハッキリしていいかもね!」
お、おおう、、なんとなくつけた名前でそこまで長々と感想言われるとは、、葉太郎くんとなんか同じ感じになってしまった。
フウ、と息を吐き
「くく。」
と菜太郎はくくさんの方を見向きもせず、ヌイグルミの腕をポテポテ動かし始めた。
「ウィウィんじゃないかなAAAッッッ!!!ボクのキュートゥォ!エンジェルボーイ、イメージ通りイヤア!な感じでは無かったんで、そ!」
ね?ね?という感じで菜太郎の周りをウロウロするくくさんの方をやっと菜太郎は向いた。
この2人、本当に関係が不思議だ、、菜太郎がムチでくくさんを叩いてるところ結構見たことあるし。
この2人やっぱり、、、??
「.....分かったよ。くくもそう言ってるしそれでいい。」
えっ。
菜太郎悪魔(くん)決定。
そして菜太郎はくくさんに座るように優しい声で促した。