第5章 ※これは、一応ホストの話である(?)
と、その日いちにち。
「〇〇で〜あり〜」
『あっぁぁん!!!あっ!!!ちくび、もっと、もっとぉ触ってぇ....♡キモチィィ...ああ〜〜〜〜〜っん!!!』
と、古の中学時代、友達同士の悪ノリそして罰ゲームで見せられた、ギシッギシッっと動くたわわなお胸の女性ーーアダルトなビデオを今更思い返してしまった。キモチィ..キモチィ..キモチィ..ハッ!!と両眼を凝固す!!!!!
き、今日なんかいめだ..!!こんなっ..私としたことが授業全く聞いてなかったなんて!!※それはいつも。
で、でも、こんな邪過ぎる凄過ぎる!え!尊敬!って感じの胸のむらむらは..はっきり言ってやばい。もう一回言うぞ、..ヤヴァイ。
華夜さんは、その画面の中にいる女の人も及ばない魅力がメチャクチャある人だということはハッキリしていた。..いつになったら治るかなぁ、この胸のむらむら..。
ほおづえをついた。いっ、一緒に住んでいけば慣れるよね!!流石に!!さーすーがーに!!!
と、ここで最重要案件を思い出す。..そう、あの記事..。
私はハァ..、とため息をついてしまった。..やっぱり、誰かに相談する方が良い気がする。圧倒的に。冷静になった今そう思う。隼人さんやスウさんに、相談してみよう..。
そう思いつつ、実際には勇気出ないんだろうな、と思って、特に意味もなく、プリントをペラッと裏返したーー。
とその後、全く授業もページ数も知らないまま、教科書読みを先生に命じられた。びくう!!と背筋が伸びた。
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「悪い、知らせだ。」
「えっ...?」
それを聞いた瞬間、屋敷に残っていた俺達は冷たく、固まった。
「あーーーーーーー。」
俺は、周りを見渡した。俺たち2人以外、全員ーーーーーーーーーーー。
ついに、その時が.........。
老婆は、ギュッ...と瞳を閉じて眉間に更に皺を寄せた。
次に出てくる言葉は、何よりも、残酷である事を、俺たちはーーーーいや、俺たち2人以外は、よく、知っていた...。