第5章 ※これは、一応ホストの話である(?)
華夜さんは、頬を赤らめて、むぅ、とそっぽを向いたようなお顔を見せる。
かっ..可愛らしい!!!スゴく!!!!!!!!!!!!!!
と、すごく短絡な事しか思い浮かべへんくらい、口からヨダレが垂れた。
「男の子の目の前では言えないケド!〜あーあ、完璧に女として扱ってほしいわー!!!」
と、華夜さんは、机の上に置いてあった化粧用品を全て倒す勢いで顔を伏せた。
「そっそんな..!華夜さんは華夜さんの魅力が凄いありますよっ..!ありまくるくらいありまくりますからそこまで気にしなくても」
「あーあーあー!そうよ!!そうよ、みんなそう言ってくれるけど女として見られたいのよ〜〜!!」
と、ダダこねモードな華夜さんでも、自分で自分の魅せ方が分かってるかのようなチャーミングなお魅力ある所作で..。..好きだ。(どストレート告白)
『女として、見られたい』、かーーーーー
こちらを華夜さんが振り返った瞬間、私はゾゾ...ッとした。
女として、見られてはいけないーーーーーーーーーーそうだ!!ホストのアノ事!!!「なばバナナはナナナ7!!???!」
「鈴ちゃん..っ!?」
華夜さんに、頭を支えられてるにも関わらず、私の脳裏には、ホストは18歳以上でも、高校生不可、っていう、あの、恐怖のホスト記事っ..「ッ..!?」
「どうしたの..?」
「ッッッッ..」
そうだ、華夜さんはそもそもうちの屋敷?城?今はどうでもいい、なここで私たちがホストしてる事把握してるのだろうか?イヤッ、今となっては把握されたくないいっ..
それに、ここへきて本当に日が浅い。浅すぎる。
そんなひとに、このホストのことイキナリッ..!相談しても、
「何かあって話したいことがあるのなら、遠慮なく話しなさいね?」
「ッッ..」
この人は、華夜さんはそう言ってくれる、そう言ってくれると信じて、ホントに言葉を、現実で今発して下さったのだけれどーーー
現時点で、話すのは苦しい!!!話すならーーおばあちゃんとか?ウーン、身内がファンキーな答え返してきたらそれはそれで大変恐ろしいし..!
相談するとしたら、まずスウさん..?隼人さん..?でも、隼人さんなら双子組が高校生って事知っていて、一緒にホストで働こうとなったの?ええっ..
そういえば、初めて皆さんと会った日の、予感..