第4章 大魔お..法使いナタリン☆
「ッッどうえええええええええええええええッッ!?」
スタートから2番目のドアを開いた時、葉太郎くんは…こっちに向かって直進!
「ええっっ、ど、どうしっ…!?」
ーーーーーまさか、まさかー!!!と思いつつ、それは言えなかった。
「...ここのドア、開けて見てくれッッ!!」
え、えっ!???はんっ…???
と、なぜか葉太郎くんの勢いは凄まじくて、肩と肩が触れーーーッ!!!開きかかった、スタート地点から最初のドアを、バアンンッッ!!と全開した。
「っ……………!!!!!!!っ」
白い、砂漠。
箱が、転がっているだけ…
私たちは顔を合わせた。
「”白と箱の部屋”……ッッだっ!!!!!」
や、やっと…!と感激すると共に、
ーーーーーーーーーーーーーというか拐われて一番近くの、最初のドアに、あっ
たんじゃんっ…!!!
と、私は深く、脱力した…。なんか、…あの紫のポニーテールの人は、絶対笑ってるんだろうなこれ。いや見てるかどうか知んないけど…。
「山田ッッ!!気を確かに、誰だって間違えるオレもさっき見落としたッ!!!」
あああああああありがとう!!!!!君の瞳にシャンペパパパパパパーーーーー
ーーだけどやっぱり、脱力…。最初の部屋を見落とすなんて…。
「ううんッ、ありがとう、葉太郎くんッ!!」
気を戻そうとしたのか、私たちは謎の熱き握手!
をした後、‥ちょっとの間気まずくなった、のは、言うまでもない。
「よっ、ヨッシ!!!ダンボールの中身あけようぜッッ!!」
「ッはこぉ~のなっかみ~はナンダロナ!!!」
と、ついついお猿のごとく踊ってノッてしまった。は恥じゅかしははごのナガミドコロカキンミライガミエナイ゛イ゛イ゛イ゛と、指の隙間から眼球グィ‥
「ふふっ、何が入ってんだろうなッッ‥!!!」
!!!満開のえがおーーーーーーーーーーーーーーーーーこ、こころが…その時僕は、確かに心が浄化されたんだ…。
…と、葉太郎くんは、急に真剣な顔つきになって、
「それぃいッッ!!!」
と、そのまま手刀でダンボール(開封済み)を開けた!!
中身は…
「本??」
「‥みたい、だな…」