第4章 大魔お..法使いナタリン☆
お互い凄い深刻な顔。ドアが一人でに開いたのだ。しかもホラーのていばん
ギィィィィィィィ···っっ!!!
「うわアアアアアアアアア!!!!!!!」
これもまた2人、喉が張り裂けそうな程天を仰いだ。
「··ははッッ··!!」
と、今度は葉太郎くんが堪えきれずに、八重歯をキラリと見せて、大笑い。
ドキッ、とした。私より、ちょっと身長が低いのに··。大口開けてまんべんな
く笑っているのに、とても、頬をピンク色に染めた、顔が綺麗で···。ああ、
本当に美しい人なんだな、と思った。
「そっ、それにしても隼人とかスウッ··とか···いる気配がしないな···」
フイ、と急にキョロキョロし始める葉太郎くん。そういえば、袖を掴んだ時は、私後ろにいたのに、音にビックリしてた時に隣に来てたみたい。
「そッ···みたいだね·····」
ひ、ひぇエエエエエエエエッッッッッ!??と、思わず袖から手を離しそうに
なったけど、今更、離れる事なんて出来なかった。··さりげなく近付いた。
「ッッ!!」
その瞬間、葉太郎くんの体がビクッッと動いた!
「あ、あああごめんねっ··気持ち悪かったデスよねごっ、ごめっ··」