第3章 招かれた厄災
「双者良い加護を。己が使える神の手前にて、他の神にひれ伏すは礼を欠くこととなる。憶えてておくがよい。」
「凄い!やっぱり、巫女さんもたくさんいらっしゃるんですね!!」
「歩喩です!」
「南喩です!」
「実喩です!」
「望喩です!」
「私たち、天神シスターズでーす!」
「…相変わらず女子率高いね。」
苦笑気味にその様子を見つめる神流。夜卜はまだ立ち直れていない。
「彼女達はまぁ、皆僕の神器だよ。養うだけでも大変さ。」
「本物の神様は違います!!」
パチパチと手を合わせるひより。雪音の呆れた顔。それには思わず神流も突っ込みそうになった。
「俺も本物だあああああ!!!」
「はいはい、落ち着いて夜卜君。」