第11章 拒絶
「阿保か。こんなことくらいで引き返せるかよ。まだ目的はなにも果たしてねェのに」
「元就様、一度引き返しましょう。ここにはまた出直せば良いですが、元就様に何かあっては取り返しがつきません」
「はあ…どいつもこいつもしょうがねェな」
山道を下ると広良が未来へ声をかけた
「未来様。我々はここで別れます。どうか元就様のこと、宜しくお願い致します」
「広良様は一緒に安土城には来られないんですか?」
「俺一人の方が身動き取りやすいからな」
「そう言うものですか…」
納得したようなそうじゃないよう反応をした未来は、広良に返事をした
「分かりました。広良様と違って、この人が私の言うこと聞くとは思えませんが、傷の手当だけはしっかりさせて頂くので、ご安心下さい」