第11章 拒絶
「わあ、大きな川…」
山道を歩いている途中、未来は大きな川が流れる場所を見つけた
「川なんて大して珍しくもないだろ」
「私初めてです、本物の川を見たの」
そう言うと小走りで川の方へ駆け出した未来
まだ山の奥に進みたい元就はさっさと移動しておきたかった
「あ、おい…!」
「心配しなくても、こんなところで逃げませんよ」
元就の呼ぶ声も届かず、未来は川の方へ足取り軽く向かっていった
「せっかくですし、この辺りで休憩にしましょうか」
「…ったく、お姫さんの子守も楽じゃねェぜ」
広良の提案を聞き入れた元就は、悪態をついている割にそこまで嫌そうでもなかった
そんな様子を広良は微笑ましく思うのだった