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《イケメン戦国》散りゆく惡の華 ー毛利元就ー
第9章 再会
未来は窓のヘリに両腕を置き、その上に頭を乗せてすやすや眠りに落ちていた
「おい、寝るならあっちの褥に…。はあ…」
気持ち良さそうな顔で眠る未来を元就はしばらく見つめていた
触れれば気分が悪くなると分かっているのに、無意識のうちにその頬に手が伸びる
手袋越しに頬に触れる既(すんで)のところで、廊下から声がかかった
「未来…、まだ起きてるか?」
「………っ⁉︎」
その声の主は秀吉だった
「未来?…入るぞ?」
スーー…
未来からの返事がないことを不審に思い、秀吉が部屋に入ってきた
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