第9章 再会
「未来…?なんだ、寝てたのか…。しょうがないな…」
声をかけても返事がない為、また何かあったのではと嫌な想像をしてしまった秀吉だったが、窓辺で寝落ちている未来を見て、胸を撫で下ろした
「こんなところで寝ちまって…全く。未来、あっちへ運ぶぞ」
未来を横抱きにして、すでに敷いてある褥に運ぶ
褥に寝かせて掛け布団をかけると、秀吉は未来の頭を優しい手つきでそっと撫でた
「本当、無事で良かったよ…未来」
優しい眼差しで寝顔を見つめる秀吉
それは兄貴分としてからなのか、それとも…
少しの間未来の頭を撫でると、秀吉はそのまま部屋を後にした