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《イケメン戦国》散りゆく惡の華 ー毛利元就ー
第8章 故郷
そしてその日、安芸に戻るため船は堺港を出航した
船の後方 船尾に出て、堺の港を遠く小さく見えなくなるまで未来は一人眺めていた
「奴隷がこんなところでなにやってんだ?」
葉巻をくわえながら元就がやってきた
「あ…。堺の港を見てました。来る時は全体を見れなかったので」
「堺に興味があるのか?」
未来は一瞬言うのを躊躇ったが、隠すことでもないので話し始めた
「堺は私の生まれたところなんです」
「は?」
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