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《イケメン戦国》散りゆく惡の華 ー毛利元就ー

第2章 姫君





遡ること三ヶ月前 西暦2020年


スペインの大学を卒業した私は、一人訪れた京都で落雷に打たれ、気がつくと見慣れぬ場所で炎に包まれていた


その燃え盛る炎の中から救い出した人物がいた


その人物の命(めい)により、私は瞬く間に安土城へ連れ去られる


そして、その人物はあの織田信長だと知ることとなる


戦国の世とは不釣り合いの妙な格好、持っていた私物、そしてこの時代に似つかない世間知らずな未来自身に興味を示した信長


五百年後から来たと話しても、下手をすれば切り捨てられると考えた未来は、海の向こう −南蛮- からやって来たと説明した


異国と対等に渡り歩きたいと考える信長は、異国の言葉を話せる未来をそれ以来、南蛮商人たちが安土城へ登城した際の通訳として同席させている


その後、何かと都合がいいからと対外的には織田とゆかりのある姫と言う体(てい)で、穏やかな日々を過ごしていた


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