• テキストサイズ

《イケメン戦国》散りゆく惡の華 ー毛利元就ー

第16章 垣間見える優しさ


港に着くと行商人と物で溢れていた


「わあ、すごい活気」


「離れんじゃねェぞ」


先程のことは無かったかのように、未来と元就は普段と変わらないやり取りをしていた


「元就様、早速ですが例の物が無事届いてるようです」


二人の元へやってきたのは、広良だった


「そうか。それじゃあ早速拝みに行ってみるか」


(えっと、私はついて行っていいのかな…)


未来には気にも止めず歩き出す元就だったが、未来がついてきていないことに気づき振り返る


「なにぼさっとしてんだ。早くついて来い、奴隷」


「…はい」


(…もう、名前で呼んでくれないのかな)


「はっ、口答えしなくなったのは成長したな。調教し甲斐があるぜ」


「もう何十回と同じやりとりをしたので諦めました」


「いい心がけだな」


未来は自分の本当の気持ちに蓋をした


どうにもならない、その気持ちに…
/ 125ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp