第1章 知らない世界と…
ガシッ
「うぉ!Σ」
私は冬花月の胸ぐらを掴んだ
「なんだよーじゃないよ!なんだよーじゃ、こっちは困ってんのねぇわかる!?
欠伸してんじゃねぇーよ!
なぁ、おい、なんで私をここに連れて来たの??!」
それとねぇ!と、私はさっきまで後ろにいた人達が今度は前に集まっていたため、そちらに指をさし
「私だってなんで、こんなことになってんのかわからないの!
なにが嘘ついてるって!ねぇ?
嘘なんかついてないわよ!
それにね、私だってこんなとこきたくて来たわけじゃないの!
ここに連れて来たのはこ・い・つ・!!」
ビッと冬花月に指を押し当てる
シーン
「はぁ…はぁ。」
皆呆気にとらえている
冬花月がクツクツと笑い出した
「さっすが、俺様の目に狂いはなかったな。
こんな、すげぇ女なんていねーよ」
ムッ
なんだか、ばかにされてる気がしてならない
「まぁそんな顔すんなって
いいだろう、教えてやるよ、なんでこいつをここに連れて来たのか。」
すると、冬花月の赤色の瞳はより一層怪しい光を放ち振り向くと話し始めた