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かってにコラボっっ♡

第1章 知らない世界と…


「魔法…。
使えるかなぁ。」


とりあえずここはどこなんだ?

ま、歩くか

と、一歩踏み出す

ブィーンブィーン
〝侵入者、侵入者、すぐさま捕らえろ〟

「いたぞ!」

「あいつだ!」

「へ?」

あっと言う間に黒地の多い服を着た人達に囲まれる

…ツーっと汗が垂れる
夏だかけして暑いからというわけではない。

し、侵入者って私?私なの?

うそ!

「そこを動くな!」

「かかれーっ!」

「え?
ちょっと話を聞いてよ!
ねぇーーーーーーーっ!
くっそあの金髪野郎何処にとばしてんだよぉー!ばぁーか!!!!」

逃げなきゃっっ!

タッ!

高く跳ぶ

スタッ

軽やかに着地し
すぐさまかけてゆく。

「逃げたぞ!
おうんだー!!!」


ー数分後ー

「はぁ。はぁ…。」

や、やばい…。

もう、すぐ後ろは壁だった。

「もう、諦めろ」

諦める…?

「諦める…ねぇ。私、そんなに舐められるくらい弱く見られてるのかぁ。」

諦めるって言葉は1番嫌い

ナツ達が救ってくれた時、知ったんだ。諦めてはいけないこと




魔法が使えることを祈って。


するとの手のひらから紅色の薔薇が現れた

「?!
な、なんだ!!?」

まわりの者は驚きを隠せないでいる

「さ、諦めるのはどちらの方かな」

が手を向けた方向に針のように鋭く変形した薔薇達が一斉に放たれる。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


し、死んではないよ…ね。

「ちょっと、やり過ぎたかなぁ??」

ま、いつもそうなんだけどね。
いつだってそう、騒ぎごとを起こさないで平和で終わったことなんて一度も、そう、今の一度も無いのだ。

ドタドタドタ

大勢の人が廊下をはしる音
それは確実にこちらへ近づいている。


「なんだ!
これは…。」

や、やばい、さっきの倒れてた人達のこと完璧に忘れてた。


「死んで…いや、寝ているのか?」


「そのようだな」

「よかった」


そう、あの魔法には睡眠の魔法を含んでいたのだ。

だとしても…
すみません、すみません。本当ーにすみません!!

心で何度も謝りまた走り出す。

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