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まるで夢みたいな話【ツイステ】

第2章 *雨が強かった日【イデア・シュラウド】




よく先輩が着ている青い?紺色?の大きめのパーカー。
あれを着ている先輩が好きで、いつか着てみたいなあなんてこっそり思っていたのだ。今頼まないでいつ頼む。


「え、あの、せ、拙者がいつも着てるやつでござるか…?!いーやいやいや、さすがにいつも着ている服を貸すって人としてどうなの!?やばいって思われないですかね、キモいとか!新品貸せよとかなりません??え??」


「青いのが着たいです…」


先輩が嫌がっているのは分かったが、やっぱり着てみたいという気持ちの方が強かったのでダメ元でもう一度押してみた。
そうすると先輩は、そうでした…頑固ですもんね…とかなんとか言いつつ、ハンガーにかけてあった青いパーカーを渡してくれた。



「ちょうど洗濯したばかりだから綺麗だとは思うけど…」


「わーい!私もイグニハイド寮生だ〜!!」


あくまでも先輩が来ているだけで、別に制服とかではないが。


なんだか嬉しくなり、馬鹿みたいに喜ぶと先輩はフッと優しく笑いユウ氏が楽しそうだからいっかとボソリと呟いた。

優しそうに笑うその顔は、オルトくんに向ける顔と同じような顔に見えて、私って先輩にとって妹みたいなものなのかなとふと思った。






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