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まるで夢みたいな話【ツイステ】

第2章 *雨が強かった日【イデア・シュラウド】




「ユウ氏…、本当にこの雨の中オンボロ寮に戻るの?」


「えっ、まあ仕方ないので…」


そう言った瞬間、凄まじい音と共に空が光った。
雷が落ちたのだ。


さっきまでは大雨程度で済んでいたものの、時間が経つにつれ風や雷まで酷くなってしまったのだ。想定外すぎる。


帰る以外方法はないのだが、どうしようかと困っているとイデア先輩が口を開いた。



「…雨が落ち着くまで、ぼ、僕の部屋来る…?」


オドオドとした困った顔の先輩の顔を見上げると、「いや、別に変な意味とかじゃなくて、雨が酷すぎるしこれじゃあユウ氏危なすぎると思いますし…!?」と永遠と話し出した。

心配してくれているのだろう。優しいから。


「いいんですか…??!じゃあ、少しだけ!!あ、もちろん先輩に変なことしないので安心してください…!!!」


「…ん?それ君が言うの?拙者のセリフでは??」



こんなことあっていいのか分からないが、嬉しいことに先輩のお部屋にお邪魔させてもらうことになった。雨は嫌だけどちょっと嬉しい…なんて。




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