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まるで夢みたいな話【ツイステ】

第2章 *雨が強かった日【イデア・シュラウド】




「オンボロ寮まで送ってくよ」


「え!それは申し訳なさすぎます!先輩外出るの嫌いなのに…」


「いやまあ、大嫌いですけどさすがに放っておけないでしょ」



先輩の手元には駄菓子。
こんな夜に駄菓子のストックでも切れたのだろうか。それともオルトくんに没収されたのか。



「あ、じゃあ先輩の寮まで行って、傘借りて帰ります!」


「え、それはユウ氏が遠回りでは??」


「いいんです!!!!」



私がそう言い切るとイデア先輩は、ユウ氏頑固ですしな〜と笑いながらその内容で承諾してくれた。


もしや先輩と二人きりで傘半分こしてもらいながら帰れる状況を作っちゃったんじゃない?私。

そう思うとつい表情筋が緩み、笑みが溢れてしまう。



「ユウ氏、その笑い方こわいですぞ」


「先輩に笑い方指摘されるのつら…」


「失礼極まりないでござる」






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