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まるで夢みたいな話【ツイステ】

第2章 *雨が強かった日【イデア・シュラウド】




「ひいいい!何誰こんなとこで座ってるのは…っ、て、
か、ユウ氏…??」


目の前に現れた大きな人。
暗い中でメラメラと光る青い髪。おどおどした声。


「あ、イデア先輩〜!こんばんは〜!」


「こんばんは〜?って、ほんとなにしてるの、雨の中座ってるとか怖すぎるんですけど…こんな夜に…」



そう言って彼は私が濡れないよう、傘を私の方へ傾けた。
イデア先輩とはアズール先輩経由で知り合い、たまにボドゲ部へお邪魔して構ってもらっている。

いきなり煽るしオタク爆発させて扱いに困るけど、いつもは優しいお兄ちゃんみたいな先輩である。


「というかユウ氏、ビショビショすぎでは…?なにがあったらそんなにビショビショに??????」


「あ、傘を忘れて雨に打たれちゃってたらそこでひっくり返りました!」


「とんだ災難すぎて草」


そんなこと言いつつイデア先輩は、座り込んでいた私に手を差し出してくれた。
なんだかんだ優しいのが、先輩のいいところであり好きなところ。




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