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まるで夢みたいな話【ツイステ】

第1章 *声のボリュームは抑え気味に。【セベク・ジグボルト】




「貴様ァ!煽っているのかこの僕を!!!!」


「ヒィ!声が大きい!!!!」



さっきまでの雰囲気はどこにいったのか。
セベクの顔はいつにも増して赤く、まるで燃えているようで。



「…初めてなのだからあまり煽るな」


そう言って私から顔を逸らし、少しだけ拗ねたような表情をした。
初めてなのは分かっていた。
だからこそ色々調べたのかなとか思うと少し可愛らしくて。


煽ってるつもりはないんだけどなあ、なんて思いつつ。



「ふふ、ごめんねセベク」


私は体を起こし彼の頬に触れた。
すると彼は少しだけ驚いて私の事を見た後優しく笑った。


「お前といるとどんどん変になっていく気がする」


「なにそれ、いつも変なくせに」


私がそう笑うとセベクはいきなり私のお腹に手を這わせ、そのまま下につたっていき下着越しに私の少し膨らんでいるソレをなぞった。



「ひゃんっ!!!!」


甲高い私の声が部屋中に響くと彼は私の口に人差し指を当てた。


「うるさいぞ、ユウ」


と意地悪な笑みを浮かべた。
きっと先ほどのやり返しなのだろう。でもそんな風に笑うセベクの顔はいつにも増して大人びていて色っぽかった。





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