• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第7章 月虹



「………………」


「………………」


再び沈黙。

だけど、二人の間の温度がどんどんあがっていってる気がする。

やがて、しがみつく俺を雅紀さんはぎゅっと抱き締めなおし、俺の耳元で囁いた。


「…………カズ」

「……………はい」

「ありがとう」

「……………はい」

「じゃあ、一緒に………なろっか」

「………は……い」

「ふふ………」


くすくす笑ってると、ふいに顎を上向かされて、口づけられた。
チュッと唇を吸われたと思ったら、同時に温かな舌がぐっと差し込まれ。

あ、と思った時には、今までしたこともない深いキスに持ち込まれた。


「…………ん…」

「………ん…はぁ……」


何度も角度をかえられ、舌を絡めてくる刺激的なキスに、いやでも体は興奮してくる。
俺は雅紀さんにだきついて、全てを受け取るつもりで、大きく口を開いた。


クチュクチュとなるリップ音。


雅紀さんの指が俺の背中をなぞる。


「んぁ………ん」


気持ちよくて、嬉しくて泣きそうだ。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp