• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第7章 月虹



*******


昨夜は、久しぶりにオンラインゲームに熱中してしまい、今日は寝不足だ。

明日の仕事の段取りをつけ、首を鳴らす。
同じ姿勢でずっといたから、体も痛い。


いつまでも学生気分でいるなよ、と、怒られそうだ。


だが、パソコンの画面から目を離し、大きな欠伸をした瞬間、ひとつ向こうのデスクにいる、横山さんと目が合った。





横山さんが、にやっと悪そうな顔で、立ち上がりこちらに寄ってくる。


暇なのか?この人は!


また、俺に絡んでくるのだろう。

丁度、休憩している人間や営業にでてる人間の多い時間帯のようで、俺の周りにはたまたま誰もいなくて。


しょうがないな………遊んであげようか


少々構えつつ、寄ってくる横山さんを見上げた。


「………なんですか」

「なんや、体痛そうやん」

「………なんでですか」

「や、腰さすっとったから」

「ああ……」


まさか、夜中までゲームしてましたとはいえないなぁ、と一瞬言い淀んだら、


「…………やっと、相葉ちゃんとできたんやね?」


横山さんが、小さな声で意味深な顔をするもんだから、キョトンとしてしまった。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp