• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第6章 春の虹



Aiba


一人暮らしが長いと、もう誰とも生活できないんじゃないかと思うほど、自分のペースというのが確立してる。
ルーティンとでもいおうか。


朝、5時に起きて、ジョギングに行き、帰ってきたらストレッチをする。
シャワーを浴びて新聞をよみ、コーヒーとクロワッサンを食べ、出勤する。

飲みに行った日は別にして、帰宅後は、簡単なものをつくり、夕飯をすませたら、入浴剤をいれた風呂でのんびり半身浴。
そのあと、晩酌を楽しみ、12時には就寝。



「……独身貴族100点満点の生活してるやん」


ヨコが、へぇ〜と感心したように笑う。


「部屋も綺麗にしてんねやろ」

「生活出来る程度にはね」

「俺なんかめちゃくちゃやで」


同じく一人暮らしの長いヨコが、えへん、と胸を張ってそんな事をいうから、勝利が、思い出すようにうんうんと頷いた。


「確かに凄いですよ。物が多くて」

「おまえ、ヨコの家行ったことあんの?」

「終電逃して泊めてもらったことがあります」

「へぇ~」

「相葉ちゃんもニノも、いつでも泊めたんで」

「……俺は枕がかわったら寝れないの」


俺が切り捨てる横で、二宮くんも、反応に困りながら、俺もです、と、頷いてる。
ヨコが、振られた!と、ぼやくのが面白かった。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp