• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第5章 白虹



美味しいお茶とクッキーをご馳走になり、お礼をいって雅紀さんの家を出た。

雅紀さんには、夕飯まで食べていけばいいのに、と残念そうにいわれたけど、夕方から上映する映画を観に行く予定にしてたから、二人で丁寧に辞退した。


「間に合うかな……?」


雅紀さんの家が居心地がよすぎて、ついつい長居してしまった。
不安そうにスマホの時計を確認する大野さんだが、俺は頭で到着時間を計算して、大丈夫、と安心させるように大野さんに笑いかける。

うん、と嬉しそうに笑いかえしてくれる大野さんは、身悶えするくらい可愛い(二回目)。

自分が、やばいくらい、大野さん、という沼にはまってることを自覚する瞬間だ。

あれだけ焦がれた人が自分の隣にいてくれる幸せ。
スキップしかねないほど気分がウキウキする。


これから観ようとしてるのは、昔からあるハリウッド作品のシリーズの最新作。

恋愛作品は寝てしまうという大野さんと、アクション大好きな俺の好みがバッチリあう作品だ。

前から観たいねといっていた作品だが、まさかここにきて、映画鑑賞が、デートコースのひとつとなるとは思わなかった。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp