• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹



Satoshi



どこ見ていいかわかんない。


俺は、松本の隣に座りながら、ドキドキする胸をおさえるのに必死だった。

太陽の熱で、熱くなったテトラポットに松本は濡れたTシャツを引っかけて乾かしてる。
だから……だから、上半身は裸だ。


もっとも、風呂に入ってるところも見たことあるし、うちに泊まってるから着替えも見たこともあるから、初めてじゃない。

……だけど。
そのときもそれなりにドキドキはしていたけど、今日はその比じゃないぞ。


俺は、コクンと息をのんだ。


きっかけは俺だ。
ほんの悪戯ごころだった。最初はね。

少し松本を困らせてみたかっただけで。
えい、と、思い切り波を蹴ったんだ。

だけども、困ったように笑いながらも、波を蹴り返してくる松本がとんでもなくカッコ良くて。
キラキラした波しぶきを浴びる彼が、めちゃめちゃカッコ良くて。

だから俺も何回も波を蹴ったんだ。

二人ともずぶ濡れになるまで。


結果。


……水も滴るいい男なんて、いったい誰が考えた言葉なんだろう?


なんて、本気で考えてしまう状況に追い込まれた。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp