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Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹


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新学期になり数日がすぎる。


口元の傷は、風邪気味だからといって、癒えるまでマスクで隠した。

家族には、疲れてデキモノができたみたいだ、と嘘をついた。

親は、ひどくなったら病院にいきなさいよ、と案外とスルーだったが、兄貴だけは、何か言いたげな顔をしていた。
だけど、ほんとのことなんて言えるわけもないから、俺はあえて黙ってた。


酷いめにはあったけれど、あれから、なんとなく大野さんとの距離がまた少し縮まった気がする。

秘密を共有しているせいだろうか。

大野さんはあいかわらず週末はアルバイトに行っているみたいだ。
事件のときに俺をみつけてくれたリョウスケさんは、とても心配してくれているみたいで、


『しばらく松本くんは店に来たらダメ』


って、言ってるらしい。


まぁ……言われなくても、しばらくは行くつもりはない。
大野さんには学校で会えるし。
なんなら家にも行けるし。
長野さんたちに会えないのは少し残念だけど、バイト先まで押しかける理由はないから。

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