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Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹



は?どういう意味?!


「ちょっ……雅紀さん!それはやりすぎだよ……!」


固まってしまった俺をみて、赤くなった大野さんが怒鳴った。

雅紀さんは、また、楽しそうにあははと笑った。



「わ、悪い、松本。この人ちょっと悪ふざけがすぎるときがあって……その」


しどろもどろの大野さんに、


「はぁ……」


と、変な返事しかできなかった。

俺の脳には、処理しきれない単語。

大野さんがタイプ的にどうか、だって?

そんなのどストライクに決まってるじゃんか……!


どぎまぎしてると、


「ふふ。冗談だよ。ごめんごめん」


雅紀さんは、ぺろっと舌をだしてみせて、立ち上がった。
そうして、ソファに向き直る。


「智もおじや用意するね」

「いらない」

「こっちにおいで」

「いらないって言ってるじゃん!」

「卵がフワフワにできたんだ」

「っ……聞けよ!」



大野さんが、赤い顔のままむくれたように拗ねた。
すると、雅紀さんは、ちょっとだけ真剣な瞳になった。


「だめだよ。俺の家にきたら、朝ごはんは絶対食わせる。いつものことでしょ」

「だって……」



なんだか、雅紀さんと大野さんの、兄弟のような攻防が始まり、なんとなくこの話題はうやむやになった。

でも、俺は今の流れを忘れることはできなかった。
赤い顔の大野さんに、ちょっとだけの期待と希望がもてた。

俺は、大野さんの特別。


長野さんの言葉が今更ながらに、頭をよぎった。

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