• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹



「後輩のくせに、俺を呼び捨てすんの翔ちゃんだけだったんだよね」


雅紀さんが、くすっと笑うから、俺は思わず、すみません……と、謝った。
すると、雅紀さんは、今度こそ大きな口をあけて笑った。


「なんで、松本くんが謝んの(笑)」

「……だって……」

「翔ちゃんだったからいいんだよ。それに、彼は、先輩みんなに可愛がられてた」

「…はい」

「人気者だったよ」

「そう……ですか」



初めて聞く兄貴の学生時代の話だった。
女の子と遊び歩いてるイメージしかなかったけど……。


「当時からイケメンだったけど、昨日再会したら、相変わらずカッコ良かった…なんか、緊張しちゃったな」


優しい顔で語る雅紀さん。
ほんとに、兄貴のことを可愛がってくれてたんだろうな。

でも……兄貴は、俺に、ケーキ屋で出会った大野さんと一緒にいた連れを、大野さんの恋人と勘違いしてた。
なぜなら、そいつはゲイだからって……。


それって……雅紀さんのことだよね。

/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp