• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹



……とはいうものの。

俺は、大野さんに会いにここに来たんであって、酒を飲みに来たわけではないのだ。

年齢を誤魔化して飲酒だなんて、さすがにやんちゃがすぎるよな。

俺は、アルコールはこの一杯だけにしよう、と、心に決め、少し背筋をのばした。


そうして、チビチビとカクテルを舐めながら、ぼんやりとスマートに立ち回る三宅さんを見ていると。



「こんばんは。松本くん……だったよね」



不意に反対側から話しかけられ、顔をむけると、バーテンダー姿の長野さんがニッコリ笑っていた。

俺は、ぺこっと頭をさげた。



「あ……こんばんは」

「いらっしゃい。大野に会いにきたの?」

「はい……でも今日はお休みみたいで」

「……そっか。今月は大学が夏休みだから、わりと平日も入ってたのに、タイミングあわなかったんだ……残念だったね」

「……大学」



大野さん、大学生ってことにしてるんだ。
やっぱり年は誤魔化してんだな。
いや、だけどあんな、可愛らしい大学生いる?


俺は、自分のことを棚にあげ、ちょっと笑ってしまった。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp