• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹




jun



夏休みの間だけと、親と約束をさせられていたファミレスのバイトを、先日辞めた。

店長は、最後までごねて、あの手この手で俺を残そうとしたけど、親との約束とあっては、強く引き留めることもできないのも分かってるからか、


「冬休み待ってるからな!」


と、何度も言い聞かされ、俺は苦笑して、挨拶をして店をあとにした。

だけど、そうやって言ってもらえるのは、正直嬉しかった。
何故かって、自分でも意外だったけど、俺は接客業が嫌いじゃなかったから。
人と話したり、後片付けをしたり、体を動かすことがほんとに楽しかった。

だから…この先のバイトも、ここで雇ってもらえたら嬉しいなと思う。



「はぁ…」


バイトを辞めて数日。
なんだか何もする気がおきなくて、今日も朝からぼんやりとベッドに転がる。

夏休みもおしまいだというのに、学校の宿題は、全く終わってない。
故に、手放しで遊べない。

ところが、今日は俺の誕生日だった。

毎年のことだが、自分の誕生日は、なぜこんな夏休みラストの面白くない日なのだろうと思う。


俺は、もう一度ため息をついて顔を覆った。


バイトがうまく気晴らしになっていたのだろう。


一人になったときに、いつも心を占めるのは、あの人の笑顔だった。

/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp