第4章 夕虹
頭をゆっくりと上下に動かすと、智の膝が左右にゆらぐ。
俺が、動きを止めると智も止まる。
ペロリと舐めると、腰が浮いた。
寝てるはずなのに、素直な反応をみせる体を可愛いと思った。
でも同時に、ふと思ってしまう。
抱かれてる夢でもみてるのだろうか。
…………誰にだ?
……自分の発想に嫌気がさす。
今、具合の悪い智に、無理矢理体を開かせようとしてるのは俺だ。
友情が壊れるかもしれないリスクをおかしてまで、こんなことしてるのは、あなたに俺を刻みたいからだろう。
余計なこと……考えるな。
俺は、軽く首を振った。
今、あなたを愛してるのは俺なんだから。
俺は、気を取り直して、目の前のことに集中した。
ゆるく勃ちあがった棒は、俺の唾液だか智の体液だかで、ぬるぬるとしてる。
指で刺激を与えたら、また少し硬くなった。
ちゅっと先を吸ったら、智の腰がうねった。
『ふぅ……ぁあ……』
ほんとに寝てるの?というような、ため息のような喘ぐ声。
可愛い。
俺は夢中で、智を愛した。
そのうち、ふとその先に息づく、智の体内への小さな入口に目がいった。