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金平糖の詰め合わせ

第1章 眠れない夜と三日月宗近.. 𓈒𓏸







審神者部屋に着き、部屋へ入ると布団の上にそっと降ろされた。



疲れはあったが、目と頭は先程より覚めてしまい
胸はまだ高鳴ったまま、頬が赤くなる。





「じじいだからな……こうして運ぶことしかできんのだ」






そう言いながらも言葉とは裏腹に笑みを浮かべ、私に三日月が覆い被さってくると唇がそっと触れた。




温かくも妖艶な雰囲気を纏った三日月にさらに私の心臓が早く動いていった。




短くも優しい口づけが体中に響き、呼吸も重なるようだった。






『……三日月、』



「初いな…」





距離がどんどん近くなり三日月の言葉一つで心臓が跳ねた。




三日月の手が自然に私の手を包み込み絡まると、指先の温もりが心にも届くようだった。



月光に照らされた部屋は二人だけの空間となり、甘く揺れた。







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