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幸せの青いルフ

第2章 本編 幸せの青いルフ


*ロクト目線*

試合開始の声、小さな歓声。
特に興味もないそれらに迎えられるのが分かる。これから赤黒く染まった砂の上を飛ぶのだと思うと、吐き気がしてきそうだ。

これから俺は、人を殺す。いや、殺されるかもしれない。
嫌だ。でも、やるんだ。愛もくれない一族の誇りのために。

迷いを断ち切るようにはあっ、と一気に息を吐く。
俺は自分の背丈の半分ほどの長さの剣をしっかりと持つと、開いていく門から外へ出た。
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