第7章 文化祭② *
聖臣side
首筋から鎖骨へ、胸に滑らかに降りていく。
時折ビクンと震える体が、愛しくてもっと触りたくなる。
太股から秘部へと進めていくと、途端に足に力が入る。
「足…緩めて」
「やだ…そこはいいから…自分で洗える…せっ背中洗って…」
「しょうがないな、お姫様の言う通りにする」
昨日の今日で、体を酷使させたくはない。
けど沙耶が、あんまりにも可愛い反応するから、理性の糸も切れ気味で構いたくなる。
洗う振りをして、人差し指を背中にツーッと下まで触ると、ビクンと跳ね上がる。
へぇ~背中もだめなんだ。
「えっ聖臣、ちょっと何?」
「何?洗っているだけだ。
沙耶、もしかして感じてるの?可愛い」
「もう…聖臣だっだめ…変になる…から、触っちゃだめ」
甘ったるい声が、耳を霞めてクラクラしてくる。
こんな密着した状態で我慢なんて拷問。
だから、ちょっとだけ意地悪をする。
お腹に腕をまわして、もっと沙耶と密着させる。
「えぇ、ちょっと、あたっ…当たってるってば!!」
「それは、生理現象!それに、沙耶が悪い」
「何で私のせいばっかりっ、うんんっ」
自分の性にするなと言うけれど、密着しただけで甘ったるい声を出せば、誰だって高揚するし欲情する。
だから、その声を塞ぐようにキスをする。
そのまま人差し指で、胸の突起をビンと跳ねてやれば、更に鳴いてくれた。
「はぁ…っい…や…うんんっだめ」
「何が…だめ」
もう限界かな、これ以上触れれば理性も欠片も無くなる。
沙耶の頬は、ピンク色に染まりウルウルした瞳で抱きつかれたら、もう止まらない。
「いっぱい触っちゃだめって…言ったのに」
「うん、そうだな」
「聖臣のバカ」
「ごめん…もう」
『もう触らない』って言うつもりでいたのに、沙耶の方から抱きついてきた。
「聖臣…キスして…」
ヤバイ、理性が崩壊する。
「キスだけ?」
「…聖臣は、したくないの?」
「はぁー何でそんな事聞く?本当にお前バカなの?
そんな瞳で見られたら、俺だって限界なんだよ」
仕掛けたのは、俺の方だけど、こんなにも無防備だと困る。
「…我慢してるってこと?」
下を向いたまま沙耶を抱き寄せ、お互いの心臓の音が、ドクドクと鳴り響いた。